普茶料理
普茶料理は吾が黄檗宗の開山隠元禅師の門下が中國から伝えた調理法です。
普茶とは大衆と共に礼を尽くすという語源であり、
大法要、大行事の際、全山の者が一堂に会し行儀正しく作法に随ってお茶を頂き、
行事の顛末について諸注意をなし、又意見の交換をして協議打合せをする。
その行事を茶礼といいます。
その行事法要等の後で謝茶(ご苦労よび)をするのでありますが
この際にお供え物を引いて振る舞われたご馳走を普茶料理といいます。
お互いの礼を謝しあって親睦を厚くする会食のことをいいます。
大勢の力を借りて礼をつくし、
道を成じて平和な世界を将来することの意が含まれているといわれています。
深遠な意味をもつものであるから軽率に扱う料理ではありません。
又これを美味しく頂戴するためには親切心(これも大きな御仏の心)をもって
拵えなければならない事は云うまでもありません。
四季折々の旬の新鮮な素材を使い一品一品心を込めて作り上げ、お客様をおもてなし致します。
五観の偈
一つには、功の多少を計り彼の来処を量る
(この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。)
二つには、己が徳行の全闕と忖って供に応ず
(自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。)
三つには、心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす
(食事の量や内容にかかわらず、正しい心で残さずいただきます。)
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり
(食事は身と心の健康を保つための、一番の薬です。)
五つには、道業を成ぜんが為に應にこの食を受くべし
(自分の仏道修行、目標、責務を成し遂げるための食事なので有りがたく頂きます。)
料金・概要 |
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5,500円コース |
皿盛り |
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3,300円コース |
皿盛り または お弁当 |
その他のコース |
皿盛り または お弁当 |
すべて1名様あたりの金額です。
その他のコースはご予算に応じてお作り致します。お気軽にお問い合せ下さい。
ご予約は5日前までにお願い致します。
3,300円 コース |
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弁当箱に普茶料理を詰めた形式です。季節により内容は変化いたします。
5,500円 コース |
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笋羹(しゅんかん)、麻腐(まふ)、油じ(ゆじ)、珍味(ちんみ)、雲片(うんぺん)